手間暇がかかる塗装といえば、知人宅で手伝うことがあるウッドデッキの塗り替えです。日差しや雨風をダイレクトに受けるから、傷みも早いので、塗装して数年もすると表面の色あせが目立つようになったり、頻度よくデッキを使っていれば塗膜も剥がれてくるので、知人は塗装業者に依頼はしていません。すべて自分たちで行っています。まずは、サンダーで表面を研いて塗装用の下地を作りました。全体にムラなくかけたり、鳥のフンやカビはスクレイパーを使ってしっかりそぎ落としておきます。ビスやひび割れなどもあったのですが、パテ埋めはしません。パテにはステインがのらないので、そこだけ色が違ってしまいます。ビスのサビは鉄部と異なり、木材には影響しないのでそのままでも大丈夫です。ホウキで研ぎクズをはき、マスキングをしました。マスキングテープが足りなくなるなら、自分たちは布製のガムテープで代用しています。塗装では重ね塗りが基本で、しっかり塗料を染み込ませることで、防虫・防腐効果が高まることはもちろん、塗り残しの問題もなくなります。ステインは粘度が低いからサラッとしていて液垂れしやすいので、手すりなどがあるなら、まずは上からが基本です。知人宅はフラットなウッドデッキだったので塗る順番は右から左でした。ローラーで一気に仕上げるのですが、塗料の吸い込みすぎない細身のローラーを自分たちは使っていました。塗り終えたら半日乾燥させてから重ね塗りしました。