3年程前に実家の外壁をそろそろ塗り替えし、屋根も合わせてやらなければいけない時期だねと家族で話し合いました。業者さんは、父親の知り合いの会社にお願いすることになり事前準備は全く苦労なくすんなりと工事が始まりました。当時、私は不規則なシフトで働いていた為に日中家にいることもあり工事の様子も見ていました。まずは足場を組む所から始まり、毎日中型トラックとハイエースの車が来るので、私たち家族は別な場所に駐車場を借りてそちらに車を停めていました。いざ作業がスタートするという日から、10時と15時には家にいる家族の誰かが職人さん達へお茶とお菓子を出さなければいけませんでした。特に言われたわけではないのですが、私が住んでいる地域が田舎だからなのか、それは必ずやって当たり前という感じでした。一日が終わってお菓子などを片付ける際に、減っているお菓子の種類を確認して職人さんの好みのものを出せるようにしていました。お茶だけではなくコーヒーなども日替わりで出すなどなかなか負担でした。そして何より一番驚いたのが、朝少し遅めに起きて部屋のカーテンを開けた瞬間に、ちょうど私の部屋の前に組まれた足場に職人さんがいて目が合ってしまったことです。お互い会釈して気まずい雰囲気に。毎日工事をしてくれたのはありがたいですが、なかなかしんどい時期でもありました。しかし、最終的には塗料が余ったという事で外にある石油タンクや錆びていたポストなど、確認しながらですが他の場所も塗装して補強して下さったので、とても感謝しています。家の外壁や屋根は20年に一回と言われていますが、なかなか高額ですし色々大変な事もあるなと実感しました。総額は約200万円でした。