我が家の周りは暖色カラーの可愛らしい外壁の戸建てが多い地域です。
このエリアの端っこの家の方にたまたま会った時、「この地域で黒の外壁ってヤバいかな」と言われました。
正直、浮くと思うし、私は絶対にできませんが、そんな事を言えるわけもなく、「モダンでかっこいいですね」と言うのが精一杯です。
後日、そのお宅の外壁塗装が始まりました。
やっぱり黒の外壁にされており、そこは予想通りでしたが、驚いたのは屋根も黒に塗り替えておられた事です。つまり、オールブラック。
外壁だけでも黒にするのを悩んでいらっしゃったのに、屋根まで黒にされるとは思いませんでした。
しかし暖色カラーの可愛らしい家の並びの端っこのお宅がオールブラックだと、意外に浮かないのです。むしろ締め色となって、町内がスッキリして見えます。
やってみないと分からないものだなぁと思いました。
オールブラックのお宅の方と再び会った時、「全部黒にされたんですね」と言ったら、「そうなの、旦那が全部黒にしたいと言ってきかなくて。浮くのは分かってたし、黒の屋根は夏に太陽の熱を吸収するとかで、暑さを和らげるために遮熱塗料も使ってるのよ。車も黒で差し色もなく、なんだかなぁと思ってるけどね」という話でした。
なるほどと思いました。遮熱塗料は初めて知りましたが、本当に浮いていないです。可愛い家の中にオールブラックはカッコ良くて、その家自体が町内の差し色になっていて、これは絶対にアリな大成功だと思いました。