雨戸を念入りに洗ってくれているのが、家の塗り替えを行う業者さん。 旦那、「良かったな」 私、「そうね」 雨戸が動くのを見たのは、前回、塗り替えを行った時だから10年以上経つ。 使いもしない雨戸があるのは、私達家族が住む家は建売住宅だから。 台風が来た時には、雨戸を閉めようと思うこともあるのだが、数年使ってないと雨戸は動かず断念。 旦那、「業者さん、どうやって雨戸を動かした?」 私、「外して動かしたわよ」 旦那、「雨戸も塗り替えるんだよな?」 私、「たぶんね」 建売住宅を買ったのは、家にあまり興味がなく、住めれば良いと思っているから。 旦那、「今と同じ色で塗り替えるんだろ?」 私、「うん」 家にあまり興味がなければ、家の塗り替えにもあまり興味がない。 旦那、「うちの窓、汚れてたんだな?」 私、「そうね」 雨戸を念入りに洗ったついでに、業者さんは窓や網戸も念入りに洗ってくれた。 窓を開けるのは、旦那がタバコを吸う時だけ。 そのため、レールは傷んでおらず、念入りに現れた雨戸は指1本で容易に動いた。 旦那、「お前も洗ってもらえ(笑)」 私、「何を言ってるのよ(笑)」 雨戸を念入りに洗ってくれた業者さんは、なかなかのイケメンで、洗われることを、ちょっと想像しちゃった。 旦那、「テラス、大丈夫みたいだな」 私、「そうね」 近隣には、うちと同じ家が数軒あり、どのお宅もテラスで洗濯物を干しているのだが、うちは乾燥機で洗濯物を乾かすため、2階のテラスは使ってない。 業者さんが帰ると、旦那がそのテラスに出た。 私、「濡れてるから滑らないでよ」 旦那、「ちょっとおいでよ」 私、「えー」 渋々テラスに出ると、 旦那、「夕日、キレイだな」 私、「そうね」 歳を取ったせいか、それとも、塗り替えでキレイになったからか、テラスでボンヤリすることが多くなった。