梅雨の時期は、雨が降ったり止んだりするため、ベランダに干してある洗濯物を何度も出し入れしなくてはならない。
洗濯物を部屋に入れると、玄関のチャイムが鳴ったため出ると、作業着姿の男がいた。
男、「塗装業者です、外壁塗装の御予定はありませんか?」
外壁塗装をする予定が全く無いわけではなかったが、梅雨の時期に外壁塗装は適さないのでは?
このことを男に聞いてみると
男、「梅雨の時期でも、ずっと雨が降ってるわけではありませんよね。梅雨の時期はシーズンオフなので、お安く出来ますよ」
私、「うちだと、幾らくらい掛かるものなの?」
男、「全てコミコミで70万円です」
驚いた。
なぜなら、以前、他の塗装業者に外壁塗装の見積もりを出してもらったら、最低でも100万円は掛かると言われたから。
私、「どうして、そんなに安いの?」
男、「うちは宣伝にお金を掛けてないので」
なるほど。
仕事から帰って来た旦那に、家の外壁塗装をすることを話すと
旦那、「いつ」
私、「来週から」
旦那、「来週って、まだ、梅雨は明けないだろ」
私、「梅雨の時期だから、安く済むのよ」
旦那、「大丈夫か」
私、「大丈夫よ、プロの業者さんだから」
翌週、家の周囲を防護ネットが覆うと
仕事から帰って来た旦那、「始まったな。業者さんは、どんな人?」
私、「若い人ばかりで、活気があるわよ」
2週間後、家の周囲を覆っていた防護ネットがなくなると
仕事から帰って来た旦那、「外壁塗装は、もう終わったのか?」
私、「若い業者さんだから早く終わったのよ」
同時期に隣の家も外壁塗装を行い、塗装から3年ほどが経つと、我が家は外壁に劣化が見られ塗装が所々薄い。
一方、隣の家は塗装に変化なく、雨が降ると、外壁が輝いて見える。
この違いは何だ?
我が家の外壁塗装をした業者に連絡してみたのだが、繋がらない。
保証書らしきモノは貰ったのだが、業者に繋がらなければ、どうしようもならない。
隣の家の外壁塗装を行った業者さんが点検で来た時に、我が家の外壁塗装は幾ら掛かるか聞いてみると、「最低でも100万円は掛かる」と言われた。
どんなものにも相場があり、その相場より安すぎる時は怪しいと疑うべき。
宣伝にお金を掛けてなくても、訪問営業をすれば人件費は掛かる。
3年で再塗装するハメになったのだが、1ヶ月以上掛かった外壁塗装は、雨が降る度にキレイになるため、雨が降るのが楽しみ。